この研究の計画名は「住宅におけるライフスタイルに応じた省エネ・省力化性能評価方法の構築」です。
この研究は、信州大学「ヒトを対象とした研究に関する倫理小委員会」の審査を経て、工学部長の承認を得ています。
1.研究を実施する研究機関及び研究者
研究機関名/実施場所 : 信州大学工学部・建築学科高村研究室
研究責任者 / 所属 : 工学部・建築学科 職名:教授 氏名:高村秀紀
その他の研究者/所属 : 関東学院大学 職名:教授 氏名:大塚雅之
所属 : 関東学院大学 職名:教授 氏名:山口温
所属 : 信州大学工学部建築学科 職名:高村研究室 B4 氏名:渡邉阿子
2.研究の意義および目的
家事や育児など、報酬はないが、私たちの生活に必要な労働を無償労働といいます。
我が国では無償労働に費やす時間が増加しています。家事ロボットなどにより家事を自動化することで、無償労働時間の削減および省エネが実現可能であると考えています。
無償労働の実態を把握するため、アンケート調査では、代表回答者とその同居家族に無償労働の実施時間を回答して頂きます。アンケート結果に基づき削減可能な無償労働時間を算出します。
そして、IT家電機器の利便性の指標となる無償労働金額を考慮した省力化の効果等を総合的に定量評価する仕組みを構築する事で、新たな住宅と住宅設備導入の指標を構築する事を目的としています。
3.研究の方法
- 無償労働を中心としたライフスタイルの分析・評価、省力化に伴う空き時間の有効活用に関する調査
アンケート調査では、代表回答者とその同居家族に無償労働の実施時間を回答して頂きます。アンケート結果に基づき削減可能な無償労働時間を算出します。アンケートの所要時間はおおよそ15分です。
- ロボット導入による省力化の効果の検証
- 自動制御と再生可能エネルギー・HEMSのロジックを組込んだシミュレーションモデルの検証
4.予測される研究の結果
無償労働時間の実態を明らかにすることが出来ます。
無償労働の実態を明らかにすることで、自動化による生活の質を向上させる機器の提案や生活スタイルの提案ができます。
5.研究期間
この研究は、研究の実施が承認された日から 令和8年3月31日 まで実施される予定です。
6.研究に関する資料の開示
あなたのご希望に応じて、他の研究対象者等の個人情報等の保護や研究の独創性の確保に支障がない範囲で、この研究の研究計画および研究方法についての資料を入手または閲覧することができます。
ご希望の場合は下記問い合わせ先へご連絡ください。
7.試料・情報の取り扱い
研究期間中の試料・情報の保存場所 |
機関内で保存する(場所:信州大学工学部建築学科高村研究室)
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保存方法と保存期間 |
データとして保存(保存期間:令和18年3月31日まで)
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試料・情報の保存の管理責任者 |
研究責任者
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研究終了後の試料・情報の保存の有無と保存場所 |
機関内で保存する (場所:信州大学工学部建築学科高村研究室)
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試料・情報を廃棄する際の方法 |
紙データについてはシュレッダー等を用いて廃棄し、 電子データについてはデータを完全に消去する
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8.研究のための費用
この研究の費用は、科学研究費補助金より支出されます。
9.研究への企業・団体等の関与
この研究には、企業や団体は関与しません。
企業等との利害関係はないため、利害の衝突によって研究の透明性や信頼性が損なわれるような状況は生じません。
この研究への参加について
10.研究への参加の任意性
この研究への参加は任意です。あなたの自由な意思が尊重されます。研究に参加しないことによって、不利益な対応を受けることはありません。また、研究への参加の有無がお子さんの学業成績や単位の認定に影響を与えることは、一切ありません。
いったん参加に同意した場合でも、いつでも不利益を受けることなく同意を撤回することができます。その場合、提供していただいたデータや検体等は廃棄され、それ以降はそれらの情報が研究のために用いられることもありません。ただし、同意を撤回したときすでに研究成果が論文などで公表されていた場合や、データや検体等が完全に匿名化されて個人が特定できない場合などには、廃棄できないこともあります。
11.あなたにこの研究への参加をお願いする理由
18歳以上の成人男女の無償労働の実態を明らかにするために、お願いしています。
12.研究により期待される利益
この研究に参加することによって、あなたに直接的な利益はありませんが、研究成果は今後の研究の発展に寄与すると考えられます。
13.研究への参加に伴う危険または不快な状態
この研究への参加に伴い、健康被害等の危険や、痛み等の不快な状態、その他あなたに不利益となることが生じる可能性はありません。
14.研究への参加に伴う経済的負担または謝礼
≪経済的負担≫
この研究への参加に伴うあなたの経済的負担はありません。
≪謝礼≫
この研究への参加に伴い、謝礼としてPayPayポイント100円分をお渡しいたします。
15.研究に関する情報公開の方法
≪研究成果の公表≫
この研究で得られた成果を専門の学会や学術雑誌などに発表する可能性がありますが、発表する場合は研究対象者の方のプライバシーに慎重に配慮しますので、個人を特定できる情報が公表されることはありません。
この研究の結果(期待通りの成果を得られなかった場合も含め)を公開データベースやウェブページなどに公表する可能性がありますが、公表する場合は研究対象者の方のプライバシーに慎重に配慮しますので、個人を特定できる情報が公表されることはありません。
16.個人情報等の取り扱い
個人情報を保護するため、あなたのデータや検体から氏名等の個人情報を削り、代わりに新しく符号をつけ直して匿名化を行います。
あなたとこの符号とを結びつける対応表は、外部に漏れないように厳重に保管します。このような措置を講じることで、あなたの個人情報が外部に漏れないよう厳重に管理を行います。
17.研究に伴う補償
この研究に参加することで健康被害等の有害事象が生じる可能性はないため、研究に伴う特別な補償はありません。
18.知的財産権の帰属
この研究の成果により特許権等の知的財産権が生じる可能性がありますが、その権利は、国立大学法人信州大学等の研究機関に属し、研究対象者の方には属しません。
19.問い合わせ先・苦情等の連絡先
○ この研究に関する問い合わせ先
信州大学工学部建築学科 教授 高村秀紀
電話:026-269-5360/FAX:026-269-5360
○ この研究に関する苦情等の連絡先
信州大学工学部総務グループ
電話:026-269-5002/FAX:026-269-5007